ミノエビ Heterocarpus hayashii
大きくなると 10cm程度になる深海性のエビの仲間です。
殻は堅く、前面に粗毛があります。頭が大きく、胴に蓑(ミノ)を背負ったように見えることからこの名前がついたといわれています。
水深 300~ 500mの深海の砂泥底で生活していて、トロール網ではヒゲナガエビ(本エビ)と一緒に入りますがそれほど多く漁獲されることがないので、あまり一般の市場に出回りません。
今回展示しているミノエビは、今年 4月21日に駿河湾のトロール漁船に乗船した際に水深 400m付近から採集されました。
船上の水槽の中で約 12時間飼育しながら戸田漁港へ運び、トラックで約 3時間の陸路を運搬して“えのすい”までやって来ました
私たち深海担当トリーターが、1日かけて大切に運んできたミノエビぜひご覧ください。
なかなか迫力のあるエビですよ!
深海コーナーに只今展示飼育中です。
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