むかし、 トロンがまだ名もないミノカサゴだったころ。 私にとって、 魚は魚でしかありませんでした。 ある日、ミノカサゴと目が合って、 その日からその子は「トロン」になりました。 時は流れ、 そんな出会いをくりかえし、 名前のついた魚たちがたくさん増えて、 人も魚も成長します。 これからもきっと、 たくさんの出会いと、 同じ数の別れが待っているのでしょう。
uogokoro(うおゴコロ)