オオカミウオ
もうご存知の方も多いと思いますが、えのすいでは「ナイトワンダーアクアリウム 2016 ~月光に漂う水族館~」がスタートして、連日多くのみなさまに来ていただいています。
そこで、今年のナイトワンダーアクアリウムのテーマの~月光~にちなんで・・・
・・・月光といえば・・・そうオオカミ!!
オオカミウオを紹介します。
オオカミウオは、太平洋の始まりに位置している冷たい海の水槽で生活しています。
英語名でも「Wolffish」と呼ばれ、両顎の前部に円錐形の犬歯のような歯があるのが特徴です。
日本では、あまり食用に利用されていないこともあり、英語名がそのまま和名「狼魚」となったとされています。
体色が黒っぽく、顔もいかついので深海魚チックな魚ですが、生息水深は浅く50~ 100mの岩礁地帯です。
顎の力はとても強く、貝類や甲殻類を殻ごとバリバリ食べていますが、どうやら鋭い歯でなく奥歯で殻などを砕いているようです。
時々、テレビなどでオオカミウオがカニの甲羅を砕いて食べているようすを見ることがあるので、その風貌と相まってとても凶暴なイメージを持たれがちですが、実はとってもおとなしい魚なんです。