こんにちは、鈴木です。
今回もフウセンウオたちの近況をご報告いたします。
現在展示中の、全て“えのすい”生まれ、約 250尾(やや増えました)のフウセンウオが入った、カー○○じ○さんも驚く、「えのすいトリーターの空飛びそうな水槽」(仮称・当然非公式)ですが、低温故の結露問題にギリギリ耐え、何とか春の大型連休を切り抜けることができました。
でも夏は・・ 。いや、何とかしたいです。
さて、そんな誰かの空飛ぶ家もびっくりなこの水槽の主役である彼ら「風船魚」たちはここ一か月の間で何だかみな急に顔つきがおとなびております。
順調な成長を嬉しく思う反面、特にオスは顔つきが日々ゴツくなり、すでにかわいらしさが半・・・ (いや、まだまだ十分かわいいですよ)
しかし、それもそのはず、5月でめでたくふ化から約 1年を迎え、どうやら現在、絶賛産卵最盛期のようで、日々新米お父さん・お母さんが誕生しています。
前回の日誌( 4月中旬)でもう少しで産卵かな・・ と書いた数日後、貝殻の割れた隙間から中に産み付けられた卵を発見しましたが、その後、5月に入り、(貝殻から出てしまったと思われる)卵を水槽内で頻繁に見かけるようになりました。
そこである日、宿主であるオスに(勝手に)許可をもらい卵を調べてみると・・
あるわ、あるわ。
ほとんどの貝殻にオレンジ色の卵が見えるではありませんか。
すでにここまで産卵が始まっていたとは・・。
さらに、それから改めて水槽内を見て気がつきましたが、一つの貝殻に複数のオスがついて、みなで貝殻の中の卵を気にしているようすです・・?
普通は一つの貝殻に一匹のオスが縄張りをつくり、産卵後卵の面倒を見ますが、どうやらこの水槽ではすこし事情が違うようです。
一匹のお母さんに対し複数のお父さんがいる、一妻多夫状態(メスの産卵後、同時に複数のオスが放精?)なのか、子育て中のお父さんが一つ屋根の下で同居するシェアハウス状態(同じ貝殻で複数のペアが産卵?)なのか、はたまた全く関係のないオスが混じっているのか・・
いずれにせよ、まるで昼ドラ展開が如く大変盛んな状況になっております。
おそらく住宅(貝殻)不足も原因の一端であるかと思いますが、複数でオスが卵を守るようすは大変安心感がありますね・・ (^_^;)