オワンクラゲの発光物質でノーベル賞をとり、たいへん有名になりましたが、その他にも発光する生物はたくさんいます。
深海の生物が多いです。
光る目的は種類により異なりますが、群れを形成するのに個体同士が認識しあうため、雌雄が認識しあう、光ることで餌になる生物を誘引したり、敵の威嚇などです。
そして、発光することで目立たないようにすることです。
発光する生物は、オワンクラゲ、ニジクラゲ、オキクラゲ、クシクラゲの仲間やウミホタル、ホタルイカ、ウミサボテン、魚ではサメの仲間のフジクジラ、ヒメ目、ハダカイワシ目、ワニトカゲギス目などです。
チョウチンアンコウは、頭から伸びる柄の先にある発光器から放出して獲物をおびき寄せます。
ウミホタルは実験で光らせるのによく使われます。
マツカサウオは下あごに 1対の発光器に発光するバクテリアを共生させて光らせます。
ヒカリキンメは発光するバクテリアが目の下にあり発光面を回転させて点滅させます。
ヒイラギやキンメモドキは、ウミホタルを食べて体内に発光物質を貯めて光らせます。
ホタルイカやハダカイワシは、光かることで水面からの光と同調させて自分の影を消してしまいます。
最後になりましたが、当館生まれの小さなオワンクラゲを展示しています。
どうぞ、ご覧ください。