2006年08月01日
トリーター:杉田

海の花火


きょう 8月1日は江の島花火大会です。
夜空を光で彩る花火はとってもきれいですが、実は海の中にも光があります。
いわゆる発光生物、光る生きものです。
8月のテーマ水槽では「光につながる生き物たち」と題して、光る生きものをご紹介しています。

ひと言に「光る生きもの」といっても、その光には 3種類あるということ、ご存知ですか?

ひとつめは「反射」。
生きもの自体は光を発しませんが、周りの光を反射して、光っているように見えるのです。
テーマ水槽では、フレームスキャロップという貝がこの「反射」にあたります。

ふたつめは「蛍光タンパク質」。
蛍光色を発するタンパク質を持っている生きものです。
こちらはサンゴイソギンチャク。
触手の先が蛍光ピンクやグリーンに光っています。
テーマ水槽だけではなく、南の海のコーナーのサンゴ水槽にも蛍光タンパク質を持つサンゴがたくさんいます。

みっつめは「発光バクテリア」。
発光する小さなバクテリアを体にすまわせているため、その部分が光って見えます。
ヒカリキンメの目の下には、この発光バクテリアがたくさんいるようです。

どの光もとてもきれい・・・空の花火に負けない光を発しています。
江の島の花火はきょうだけですが、海の中の花火は 8月いっぱい展示しています!

おまけ:
きょうのuogokoro・・・というよりきょうの「トロン」。
イシガキダイの「モノドン」と遊んでいるときから、ずっとそばで待っていました。
なんだかけなげ。
でも刺されそうで怖いから、もうちょっと離れて待っててね。

フレームスキャロップフレームスキャロップ

テーマ水槽

RSS