2006年08月23日
トリーター:鬼丸

セミのおはなし


今、残暑のきびしいなか、公園など木々のあるところに行きますと、セミがわが世の春とばかりに鳴いています。
鳴いているのはオスのセミで、メスのセミは鳴きません。
みなさんはこのセミの寿命を知っていますか?
セミはわずか 1週間から 2週間の命だといわれています。しかし卵からふ化した幼虫は、土の中で 7年間も過ごすといいます。
このセミの仲間は日本中で、約 30種ほど知られています。このあたりで、普通に見ることのできるセミはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシなどです。

水族館で飼育されている生物のなかにも、セミのつく名前を持っているものがいます。
セミホウボウやセミエビなどが、よく飼育されています。
これらは昆虫のセミに姿、形が似ているところから、名付けられています。
また水族館で飼育するのは難しいのですが、海に棲む哺乳類でセミイルカ、セミクジラというイルカやクジラの仲間がいます。
しかし、これらは昆虫のセミにちなんだ名前ではなく、背中にひれがなく、背が美しい、すなわち背美(セミ)という意味から、この名前はつけられています。

セミエビセミエビ

相模湾ゾーン

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