2006年11月26日
トリーター:佐藤

おひっこし

「女心と秋の空(もう冬かな?)」の言葉のように、めまぐるしく変わる天気に行動や気持ちが簡単に翻弄されてしまい、なんて自分はちっぽけな存在なのだろうと思い知らされるきょうこの頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
こんにちは魚類担当えのすいトリーターの佐藤です。
朝晩が本当に冷え込みますからお風邪を召しませんようお気をつけくださいね。

私たちの周囲は冬に向かって寒くなっていますが、海の中もしっかり寒くなっているんですよ。
魚たちがいる建物とイルカたちのいる建物の間に「なぎさの体験学習館」があります。その建物の海側にはプールがあってウミガメたちが泳いでいます。アカウミガメとアオウミガメが仲良く泳ぐそのプールは海からの水をろ過だけして入れています。そのため冬になるとどんどん水温が下がってきてしまいます。
絶えず水の中にいるウミガメたちはその水温の影響を受けやすく、寒くなると元気が無くなってしまうんです。そのためいつも当館では寒くなるとウミガメのお引越しが行なわれます。外のウミガメプールから館内にある暖かな予備槽へ移動するんです。特にアオウミガメは暖かな場所にいるので寒さは苦手なんですね。
そのお引越しはあす( 11月27日)の閉館後におこなわれます。ですのでみなさんが大きなウミガメをご覧いただけるのはあすまでとなってしまいます。また水温が上がってきたら再びみなさんの前に登場しますが、それまでしばしのお別れです。
ただし、館内には当館で卵を保護し、ふ化したアカウミガメ( 1個体だけですが・・・)が元気に泳いでいる水槽があるので、全くウミガメを見ることができないというわけではありません。
ウミガメ好きのみなさんはぜひともその子に会いにきてくださいね。

冬の間ウミガメのいないプールに何が入るかは、また別の機会にお話できるといいですね~。気になる方は、28日に見に来てください。

ウミガメの浜辺

RSS