煮干しや目刺しなどで知られる大衆魚 「イワシ」。
近年漁獲量が減り、だんだん値段が上がってきています。そんな中、島根県のとある漁港ではマイワシが 15年ぶりの大漁だったそうです。
カタクチイワシは各地で豊漁だとされていますが、マイワシは珍しいそうです。
日本で一般的にイワシと呼んでいる種類は 3種類です。
マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ。
どれも群れをつくって生活をしています。
なぜ群れをなして生活をしているかというと、自然界でイワシにはサメなどの魚類、海鳥、またはイルカやクジラなどといった多くの天敵がいます。これらの天敵に襲われた場合に、密集することで攻撃をうまくかわしているのです。そのためイワシは群れをなして生活しているんです。
3種類のイワシにはそれぞれ特徴があります。
・身体の側面に黒い斑点が 1列に並んでいるのがマイワシ。
・目が大きく「潤んでいる」ように見えるのがウルメイワシ。
・下あごが小さく、上あごが前方に突き出ているため片方の口しかないように見えるのがカタクチイワシ。
イワシの語源は、傷みやすくすぐに弱ってしまうことから
「弱し」→「いわし」
となったのが有力な説とされています。
今や、高級になってしまった魚、イワシが大衆魚として戻ってくる日は近いのでは・・・ 。