クラゲ川柳よもやま話 第二話
クラゲモリ(以下ク):
たしか三話連続だったはず・・・
ジェリーフィッシュブリーダー(以下ジェ):
全然連続してませんね・・・ 。
第一話は・・・ 7月21日・・・
ク・ジェ:
みなさん、お待たせしてごめんなさい。
ジェ:
第二話は、最優秀作品の( 5)からですね。
( 5) くらげらく 飼育するのは らくじゃない
ジェ:
そうなんです。
わかっていただいてますねー。
ク:
クラゲは本当に、楽~って思ってくれてる
のかなあ。
ジェ:
そう信じつつ、技術革新していきましょうよ。
ク:
おお、それでいつか、飼育するのも、らくに
なる日が・・・
ジェ:
でも、らくじゃない飼育を、楽しんでるところ
もありますよね。
ク:
この句の作者もそこのところ、何となくわかって
るんじゃないですか。
( 6) 泣きたくて クラゲに教わる 癒しかた
ジェ:
クラゲが「癒し系動物」っていうのは、よく
聞きますね。
ク:
作者が泣きたいのをこらえてクラゲを見ている、
繊細な感情が伝わってきます。
ジェ:
単純に、クラゲに癒されるっていってない
ところ。
ク:
そう、癒し方を教わるの。
ジェ:
やさしい感じが漂ってますね。
( 7) ゆらゆらと みなもにうつる 海の月
ク:
きれいな情景ですね。
ジェ:
うつってるのは、空の月ではありません。
ク:
海の月は 1個でしょうか?
いろんな種類がいっぱいいるんでしょうか?
ジェ:
どちらにしても、こんな状況に遭遇すると、
私たちは、つい「それっ、採集だー」って
なってしまいますね。
ク:
そうですね。
この句は、がつがつしないで、たまには心静かに
クラゲのいる風景を楽しみましょうと、ささやいて
くれているようですね。
(しばし、クラゲの水槽の前で、ぼーっとする 2人。)
ジェ:
あっ!もう、ショーの時間ですよ!
ク:
うわーっ、着替えなきゃ!
ク・ジェ:
あしたは第三話をお届けします。
ではっ!急げー!
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