2009年09月27日
トリーター:小谷野

エチゼンクラゲ研究2009始動!!!


私はつい先日、岩手県でクラゲの調査をしてきました。
少し船を走らせると、傘の大きさが 60~ 80cmほどのエチゼンクラゲが、あちらこちらでポコポコと水面に現れ、今年のエチゼンクラゲの多さを目の当たりにしました。
以前、定置網に入ったエチゼンクラゲを見たことがあったのですが、やはり捕獲されたものとは異なり、悠々と大海を漂う姿は生命力にあふれ、しばらくその姿に見入ってしまいました。

今までは、日本海側から津軽海峡を渡り、太平洋側にエチゼンクラゲが回ってくるのは 11~ 12月だといわれてきましたが、それよりもはるかに早い 9月に岩手県沿岸にいたのです。
なぜ、こんなに早い時期に太平洋側にいるのか、という疑問ついては研究者の調査を待たなければなりませんが、“えのすい”では 2007年から続けているエチゼンクラゲの繁殖と飼育技術に関する研究を今年も進めていきます。

エチゼンクラゲエチゼンクラゲ

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