さあ、大変だ！台風 18号が接近しております！！

平成に入ってから本土に上陸する台風の中では「最大級！」とか？
なにやらいろいろと記録を更新しているうわさも・・
とにかく、非常に勢力が強いようです。

“えのすい”でも当然台風対策をおこないます。
今回は、イルカショースタジアムで行っている台風対策を紹介いたします。

ショースタジアムでは、何に一番気を付けているか？というと、『風』です。
当館は海に面している為、海からの風にはさえぎる物が無く、直接吹き込みます。吹き込んだ風は観覧席の大屋根に当たり、ステージの方へと巻き込んで来ます。
ですから、ステージ近辺は、四方八方からの風が乱れ飛ぶ「乱気流地帯！」
以前、浜辺にあった海の家が、夏の名残を惜しむように解体されている途中で台風に見舞われた時、屋根のトタン板が何枚も飛んで来たことがあります。
飛んで来たトタン板は、ちょうどステージ上空で乱気流にもまれ、プール内へと吸い込まれて行き、後で潜水して回収しました。（幸いイルカに怪我はナシ）

もう一つ、風で気を付けなければならないのが、ステージ周りに設置されている『パネル』です。
うまく風が抜けるように隙間を開けてますが、このパネル自体が「後付け」の工事で取り付けてあるので、今回のような強い台風の時は、補強用のロープを張ります。・・とはいっても「乱気流地帯」どちらからの風にも対応するようにあっちこっちから引っ張ります。

とにかく、何かあってからでは遅いので、万全な対策で臨まなくてはなりません（台風の後、何事も無く、静かに働いてくれたロープを外す時が、一番ホッとする時です）

では、さっそくきょうの閉館後、ロープを張りますよ！