2010年12月14日
トリーター:石川

時差ボケ?


先日 10日IMATA国際会議より帰還してまいりました。
出張日誌見ていただけましたでしょうか?
中身の濃い 8日間集中英語講座で正直脳味噌が発泡状態・・(いったいどんな状態なのか!)・・学生の頃、他国から転校してきた友だちに、なんか返答や話し方に違和感を覚えていた理由がやっとわかりました。

英語をじょうずに話せるわけでないと、なんでもかんでも頭の中で変換しようとしてしまう。(言葉は感じるものとは思っても・・・)それが日本に帰ってきても、ちょっとの間その感覚が残っていてつい頭の中で日本語⇔英語を変換しようとしてしまう、そのタイムラグと考え方の違い(日本人のように遠まわしにとかやんわりとというイメージがあまりない)の修正にあの独特の間が発生していたのね!
今さらですが理解できなくてごめんなさい。

そして情けないことに体調を崩し、少なからず周囲のみなさまにご迷惑をおかけしてしまっているのですが。
・・・そういえば・・・
過去に南半球からやってきたペンギンたちのことを思い出しました。
彼らは北半球と真逆の季節を送っています。それを反対側へ連れてきてしまうと生理的なバランスが崩れてしまうのです。

きっと思っている以上にストレスだったのであろうということは、今回の出張で実感できました。
特に目に見えて顕著であったのは換羽です。当館で飼育していたことのある種はほとんど夏期に換羽期を迎えるのですが、日本に初めて来た時には数週間から数カ月くらいで全身または部分的な換羽をしていました。そして正常な換羽前にもう一回(来た時期にもよりますが)、やはり本来の時期でない時期に換羽が入って、その後こちらの夏期に合わせた換羽へ徐々に近づき2年くらいかけて安定してくるという状況でした。

私は今までに 1度だけ時差のない南北 8時間くらいの距離の観光旅行したことがあり、その時体調不良を感じた記憶はありませんでしたが、今回は東西移動で約 12~ 13時間の移動で、日照に対しての生理的対応がうまくいっていない・・まさにこれを時差ボケっていうのだろうなあと実感し、他国から来た友達やペンギンに少し共感できるきょうこの頃なのです。

[ 関連日誌 ]
ボストンIMATA国際会議( 6)
ボストンIMATA国際会議( 5)
ボストンIMATA国際会議( 4)
ボストンIMATA国際会議( 3)
ボストンIMATA国際会議( 2)
ボストンIMATA国際会議( 1)

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