本日、三陸からの生き物を迎えに行ってきました。
アクアマリンふくしまからきた「ユキナ」同様、震災にみまわれて、元いた場所では飼育が困難になってしまったため、“えのすい”へとはるばるやって来たのです。
やってきたのは、ユノハナガニやゴエモンコシオリエビなどの深海生物とさまざまなクラゲのポリプたちです。
彼らは、岩手県大船渡市三陸町にある北里大学で飼育されていました。
北里大学には元えのすいトリーターのM先生がおり、何人かのトリーターの母校であります。
また、当館の冷たい海コーナーで展示をしているエゾニチリンヒトデを送ってもらったり、なにかとお世話になっている大学なのです。
大学の校舎自体は、崖の上にあるため津波被害は免れましたが、中は地震で大変なことになってしまったようです。また電気などライフラインの供給が断たれてしまったこともあり、水槽の維持装置も止まり、残念ながら亡くなってしまった生き物もたくさんいました。
しかし、2週間その苛酷な環境を耐え抜いた生き物もいたのです。
そして、救出された生き物たちの一部をここ“えのすい”でお預かりすることになったのです。
帰る日まで大事にお世話させていただきます!