相模の海ゾーンにて、約 3か月展示いたしました“ウミホオズキ”が、原型を留められぬほどボロボロになってしまいましたので、本日をもって展示終了とさせていただきます。
代わりに、あまり目立たないのですが、現在、ウミホオズキから産まれ出た数百個体の稚貝がいます。大きさも殻高 4~ 16mmと成長しているので、何かを食べているようです。
産みの親である“テングニシ”は肉食性で、生物の死骸を食べる他、覆いかぶさることができるほどの二枚貝などを食べますので、水槽内では魚類の残り餌や、底砂に湧く微生物などを食べていると思われます。(中には共食いも考えられますが、まだ確認できていません。)
開館時間に合わせて照明を点けてしまうと、徐々に物陰や砂中に隠れていきますので、朝一番のお客さまがより多く見られると思いますが、展示生物として解説板はありません。
この日誌を読まれた方への“隠れキャラ”ご紹介と思っていただければ幸いです。