なんともざっくりとしたタイトルですが、すみません今回はほぼ私事です。
前回の日誌から今回までの間に色々なことがありましたので、それらについてお話したいと思います。
まず、7月末から 8月にかけて行った、子どもボランティアについてです。
[ 子どもボランティア ~相模湾の生きもの研究所~ ]
他のトリーターも日誌に書いているかと思いますが、募集で集まった小学生以下の子どもたちが 3人一組のグループになり、テーマに沿った水槽展示をつくり、実際にその前でお客様に生解説をするといったものです。水槽や飼育機材を準備するところから、生物の入手、解説方法の試案・内容づくり、まで全て子どもたちだけで行います。我々トリーターは博士として、子どもたちから出る要望に応えたり、アドバイスをするといった役です。
私は、軟体動物と棘皮(きょくひ)動物のチームを担当させていただきましたが、完成度の高さに驚きました。軟体チームでは餌が入ったビンの蓋をタコが開ける実験をライブで見せたり、棘皮動物では解説の難しいウニ、ナマコ、ヒトデを大変分かりやすく解説していました。素晴らしいです。
その他のチームの魚類チーム、甲殻類チーム、刺胞動物チームもそれぞれ工夫を凝らし、お客さまの注目を惹いていました。本当に皆すごいです。
子どもボランティアに参加のみなさま、逆に私が大変勉強になりました。ありがとうございました。
続いて嬉しい出来事が 2件。
まず一つ目は、タッチプールでの解説中に、お客さまに声を掛けていただきました。
おそらく海獣時代の自分を知ってくださっている方で、
「鈴木さんですよね?」、「(過去の日誌の)イルカ・クジラ占い好きでしたよ」と大変ありがたいお言葉をいただきました。
おぉ、なんと心強いお言葉・・。神さまかと思いました。
あの自由な日誌に関してはいろいろ・・とご意見がある中、そういったご感想を頂けると、本当に書いてよかったという気持ちになります。ありがとうございました。
因みに、以前より何かのタイミングで名前を聞かれ、「私鈴木と申します」と答えると、「ああ、あのトリーター日誌の(苦笑)」ということが何度かありました・・(笑)。
もちろん「ああ、あのトリーター日誌の!!(いつも読んでます)」ということだって何度もあり、勇気づけられておりました。やはり賛否両論でしょうか・・。
でも、良くも悪くも印象に残っていただけているなら大変嬉しいことに変わりありません。
どうかこれからも宜しくお願い致します。ポジティブにいきますよ!
嬉しい出来事の 2つ目。
実は、以前海獣時代にイルカのトリーターになりたいという、お客さまとお話しをする機会がありました。その方はまだまだ義務教育の真っただ中といった年代にもかかわらず、とても熱心に質問をくださり、夢に対しての本気度がひしひしと伝わってきました。
そんな熱い眼差しで話をしてくれたら、私も黙ってはいられません。ついつい熱が入ってしまい、就職をひかえた大学生にするような具体的な話をしてしまいました。けれど、かなり難しい内容にもかかわらず、しっかりと目を見て相槌をくださりながら話を聞いてくれました。時折、真剣な眼差しの中に、(自分にもあったので良くわかりますが)自分が夢を叶えるプロセスを想像して思わず笑みがこぼれるようなシーンもあり、私も改めて自分が就いている仕事の素晴らしさや、現在の夢を再確認させて頂きました。