絶好の晴天に恵まれた週末は、家族で運動会に参加された方も多かったのではないでしょうか?
日差しの強さや暑さに負けず、小学 2年生の息子も、徒競走や苦手の団体競技や団体演技をがんばっていました。
涙あり、笑いありの練習や準備は大変ですが、楽しそうな子どもたちの充実した笑顔を見ていると、そんな苦労も心地良く感じてしまうことが不思議です。
きょうは運動会の振替休日といった感じの小学生やご家族で賑わっているえのすいです。
大水槽の浅瀬、通称“ジャブジャブ池”にクサフグの子どもがいっぱい泳いでいます。
こちらのクサフグは、9月の釣りワークショップで、参加者のみなさんが釣り上げたものを譲り受けて展示しました。
クサフグは 5月から 7月の夕方、大潮の満潮時に大群で海岸に押し寄せて産卵をおこなう習性があります。
ちょうどこの時の卵がふ化して、この夏の間に成長したものが、水族館近くの堤防にもたくさん寄ってきているようです。
9月の釣りワークショップでは、子どものクサフグがほぼ入れ食い状態で、たくさん釣れました。
クサフグの子どもといえば、6月に開催されたクサフグの産卵観察会の際に、採集して水族館へ持ち帰った卵を、水槽で孵化・育成して相模湾キッズ水槽で展示しています。
水族館でもたくさん餌を与えているのですが、やはり自然の海の栄養には全くかなわないようです。
そのサイズを比べると一目瞭然、野生個体の方がはるかに大きいことに驚かされてしまいます。
相模湾キッズ水槽の超ミニサイズもジャブジャブ池のミニサイズのクサフグ、どちらもとてもかわいらしいので、この機会にぜひ見比べてみてください。
自然の偉大さを感じることができるかも知れません。
水族館としては、自然に少しでも近づけるように日々研究が必要ですね。
ジャブジャブ池には、8月のテーマ水槽に展示していたソウシハギを入れました。
かなり人懐っこい性質のようで、早速ダイバーにも慣れて遊びに来ます。
ユニークでとてもおもしろい魚なので、クサフグの子どもたちといっしょに探してみてください。