深海lでは、ユノハナガニの行動研究のようすを公開しています!
ユノハナガニは、深海の熱水噴出域で生活しているとても特殊なカニの仲間です。
しかも色素をもたない真っ白なカニです。
このカニの名前は温泉場にみられる「湯ノ花(ユノハナ)」にちなんでいて、深海の低温環境で生活していながら、海底から湧き出る温泉(熱水)に集まる習性があることから、その名がつきました。
深海の熱水噴出域で噴出している熱水の水温は、200~300℃に達するほど高温なのですが、熱水の周辺水温は 3~10℃ととても低温なため、すぐに 50℃以下にまで下がってしまいます。
温泉好きで知られるユノハナガニでも、さすがに 200℃では茹であがってしまいますので、程よく冷えて暖かくなった場所を探して生活していることが、これまでの飼育や調査研究でわかっています。