ゴマフアザラシの「ココ」が 4月 19日に出産。
そしてミナミアメリカオットセイの「アポロ」が 6月 16日に出産。
２つの新しい命が誕生しました。
どちらも “えのすい” としては初めてのことになります。

さて私がこの動物たちを任された時から、繁殖を常に意識していました。
繁殖グループを形成するために、全国、そして世界の水族館と連携をとり、当館へ動物を搬入しました。
数年後にその個体たちが繁殖適齢期になり、ゴマフアザラシ、ミナミアメリカオットセイ、ともに交尾行動も確認することができました。
妊娠していた「ココ」、そして「アポロ」も初産ということで、無事に産まれてくるのか心配ではありましたが、どちらもしっかりとした母親として成長してくれている姿が見られて、私たちも本当に幸せです。

最近の「アポロ」の赤ちゃんはまだミルクを飲んでおり、いろいろなことに興味津々です。
きょうも写真を撮ろうと携帯を構えましたが、ほぼ動き回っているため、写真を撮るのが困難です。
最近は、青いケースやトリーターの膝の上に乗ることがお気に入りみたいです。

「ココ」の子どもの「ココア」は魚も問題なく食べられるようになり、いろいろなトレーニングを進めています。
ダンスやアクリルタッチ、キスなど、さまざなことができるようになっています。

“えのすい” として初めて誕生したゴマフアザラシとミナミアメリカオットセイ。
これで終わりではありません。
命を繋げていくということは、トリーターとしてもとても大切なことです。
今後も新しい命が誕生していく取り組みを、担当するスタッフと一丸となって頑張っていきます。