本日も快晴、海況良好で順調に調査地点に向かっています。18時9分時現在、北緯 2度21分、東経 148度14分を 160度(南向き)の方向で回航中です。表面水温は 29.6℃です。
本日は 10時より避難訓練をしました。警報信号のベルが単音 7回、長音 1回の鳴ると、退船部署につくように船内に放送が入ります。長袖の服を着て、救命胴衣を着て、ヘルメットをかぶって、それぞれの人員が割り当てられたものをもって、退船部署につきます。そして点呼を受けて、救命艇に乗船します。
13時30分より、「しんかい6500」潜航者に対するブリーフィング。潜航者に船内外の機器説明などがおこなわれ、「しんかい6500」潜航者の体重が測定されました。なぜ、体重を測るかというと、「しんかい6500」は基本的に水面に浮く構造をしています。潜航するためには鉄板のバラスト重りを抱いていきます。また、重いだけだと、海底では自由に動くことができないので、海底では中性浮力を作ります。そのために、持っていく調査機器の重さ、「しんかい6500」に乗り込むパイロット、副パイロット、観察者の 3人の重さ、沈むためのバラスト重りの重さを計算する必要があるのです。
いよいよ、あす早朝には赤道を越え、あさってから潜航開始です。セッティングされた水槽、実験器具、そして「しんかい6500」が準備万端で待ちかまえています。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航