みなさんはこの写真を見て、何が写っているか分かりますか?
花?キノコ?
いえ、違います。
写真のほとんどはカイメンです。
江の島の磯で探せばダイダイイソカイメンなどが見つかりますが、ここでは探す以前に一面カイメンが広がっているのです。
カイメンが主役の場所、カイメン畑と呼んでしまいました。
棒状のカイメン、壷状のカイメン、石みたいなカイメン・・・
色もさまざまで赤、白、黄色、オレンジ、黒など海底を鮮やかに彩ります。
多種多様なカイメンのすむ世界、調査中に現れたヒレナガカンパチからも鼻歌が聞こえてきそうです。
ちなみにきょうは潜航前、海面(かいめん)でクジラも見ることができました。
[きょうの写真]
上/カイメン畑
下/ヒレナガカンパチ
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT09-17「なつしま/ハイパードルフィン」によるトカラ列島深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。