みなさんお久しぶりです!根本です。
というか、更新せずすみません・・・m(_ _)m
潜航が始まると怒涛の生き物の世話が始まり、日誌を書く余裕がなくなってしまいました・・・ 。
毎回こんな感じで申し訳ないです。
船上生活は、7時30分に食堂で朝ごはんを頂き、この朝食と同時進行で運行チームのみなさんは「しんかい6500」は潜航準備を整えていきます。
そして潜航が始まり、調査を終え「しんかい6500」が揚収されサンプルが上がると研究者はサンプルの解析や実験で昼夜を問わず仕事をされていました。
私もみなさんが実験に使用するサンプルの状態を維持するため、水換えや状態や数のチェックなどが夜中まで続きます。
そして生き物の写真を撮っています。
これは私が乗船した際に毎回行っているものです。
生き物は生きている時と死んでいる時では姿がひどく変わってしまいます。
特に標本としてホルマリンやエタノールで固定されてしまうと、形は変わりませんが質感や色が全然違うものになってしまいます。
深海生物のイメージがグロテスクになってしまうのも、死んでしまった生き物の写真などを見てしまっているせいなのではないかと思うのです。
私は生きてる時のイキイキとした姿、美しい模様を残したいと思い2年前から写真を撮ることにしています。
まだ公開したことはありませんが、いつか何かの形で出せたらいいな~と思っています。
さてさて、これを書いているのもすでに下船後になってしまい、日誌ではなくなってしまったので「インド洋調査航海物語」として物語調でお伝えしたいと思います。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK09-13「よこすか/しんかい6500」によるインド洋深海生物調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。