みなさん!こんにちは。
きょうから房総沖・相模湾初島沖の深海調査の航海(全日程9日間)に参加しています。
私にとっては約1年半ぶりの調査航海の参加になり、今回も無人探査機ハイパードルフィンの支援母船「なつしま」に乗船しています。
久しぶりの乗船でちょっと緊張ぎみ!?です。
反面、どんな航海になるのかワクワクもしています。
きょうは朝から雨が降っていて非常に寒い出港でした。
にもかかわらず、JAMSTEC横須賀本部からの出港時には、とても多くのみなさん(JAMSTECの職員のみなさん)に見送っていただきました。
ありがとうございました!!
久しぶりの航海だけに感無量でした!!!
「なつしま」は、初島を目指して東京湾を出ました。
低気圧が通過中ということもあって、航行中は船内の通路を通るたびに左右の壁にぶつかってしまうほどの揺れでした。
そんな大揺れの中、私の主な仕事場である低温室(巨大冷蔵庫)のあるコンテナラボであすからの調査のための水槽の準備開始です。
揺れながら、海水の用意やら濾過槽のセッティングやら・・・思った以上に揺れてしまい、水槽の水がこぼれる始末。
どうにかこうにか準備を終えて、現在初島近くの伊東沖に停泊中です。
ここでは、ちょっとうねりはありますが先ほどまでの揺れはもうほとんどありません。
夕方にやっと、息ついて日誌を書いております。
さて、あとはあすに備えてゆっくりといきたいところです(実はまだちょっと準備が残っていますが・・・)。
同乗中の研究者のみなさんもリラックスしているようです(笑い声も船内に響いています)。
嵐の前の・・・なんとかというやつでしょうか。
あすからいよいよ本格的な調査が始まります。
きょうから毎日、楽しく航海のようすを伝えられたらいいなと思っています。
次回2日目の日誌をお楽しみに!!
多くのみなさんに今回の航海の無事と成功を祈ってもらえると嬉しいです!!
支援母船「なつしま」より
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT13-07JAMSTEC「なつしま/ハイパードルフィン」による房総沖・相模湾初島沖調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。