本日2日目。
天候は快晴、海況は異常なし、揺れ心地よし。
「なつしま」は順調に航行中。
ただ・・・暑い!!
海上なので肌にはベトッとした感じが残ります。
船内から一歩甲板へ出るときのうと同じ熱気が体を包みます。
慌てて、コンテナラボへ逃げ込むほどです。
そんな暑い中、朝からハイパーチームがあしたからの潜航に備えて機器の整備をおこないつつ、研究者のみなさんとペイロード(搭載する調査機器)をハイパードルフィンのあちこちに設置しています。
ハイパードルフィンのカメラ周辺の上段部には、生物採集用のスラープガンと収容容器の回転式の6連キャニスターや最新の採水機器が取り付けられていきます。
前方下部に取り付けられているバスケットは一旦取り外されて、周りに採泥用のコアがいくつもインシュロック(結束バンド)や針金できれいに固定されています。
さらにハイパードルフィンの下部には、採水用のポンプなどのさまざまな機器が次々に設置され、フルアーマー?装備されていきます。
同時にペイロードの動作チェックなども忘れません。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)NT15-14「なつしま/ハイパードルフィン」による中部沖縄トラフ熱水活動域における熱水化学および化学合成(微)生物学調査
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています