朝方、福島県沖で大きな地震がありましたね。
昨夜遅くから船の上でもBSテレビは見られるようになっていましたので、朝から船内でもニュースが流れていました。
「よこすか」は八戸方面に向かって航行中で、船自体はまだ沖合いにいるので地震や津波の影響はありませんでした。
いつもと変わらず、うねりで大きく揺れています。
震源の水深自体は 150~ 200mくらいで浅い場所だそうです。
震源の深さは 30kmと聞きました。
地震の原因は断層が原因で、本土が若干北西にずれたと海底電磁気観測の研究者の方に少しですが伺いました。
テレビでは、津波や原発のニュースが午前中いっぱいは流れていましたが、大きな事故などが起きていないよう祈るばかりです。
きょうはテレビのおかげで地震の情報が我々にも早く伝わりましたが、普段は居室やラボにあるテレビは航路情報や船内の作業甲板の映像が映るだけです。
一部船員さんの娯楽用にDVDが流れています。
ブリッジに行けば、船の安全な航行の為に衛星通信で天候情報などは随時入手されています。
衛星アンテナの向きなどによってインターネットも繋がったり繋がらなかったりしていますが、通信速度が非常に遅いのでメールやテキストデータ以外はほとんど使い物になりません。
本土や大きな世界情勢などの情報はただ唯一、食堂にだけほぼ毎日共同ニュースで知ることができます。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
JAMSTEC(海洋研究開発機構)YK16-16 西部北太平洋「海洋酸性化の進行とその影響に関する研究」及び「海底電磁気観測による津波の早期警戒」を目的とした調査航海
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています