航海最終日は、いつも目の回る忙しさです。
採集生物をできるだけ元気な状態で持ち帰るために!
飼育チームはある意味ここが勝負どころです。
きょうはチョウクラゲと小魚を送りましたが、あとは 無事に着くことを祈るばかりです。
生物と飼育器材の梱包が終わると、次は掃除!
立つ鳥後を濁さずの心で、水槽周辺、居住スペースの清掃です。
きょうは、
「12時から甲板大掃除!」
と通達されていました。
どんなことをするのかと思いましたら、甲板全体を全員でデッキブラシでこすり、救命胴衣を洗って干すという作業でした。
学生時代に受けた乗船実習を思い出しました。
豊潮丸は、予定通り午後2時に呉の広島大練習船基地に還ってきました。
研究者のみなさま、船のみなさま、お世話になりました。
ありがとうございました。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。