2024年08月17日
トリーター:小森

乾燥標本つくってます

新江ノ島水族館にあるタッチプールは担当が代わるたびにいろいろな姿へと変化してきました。
例えば2013年はこんな感じ。

なんだかジャングル感があり賑やかですね。

2020年からのコロナ禍のときは、生き物をネコザメだけに絞って運営していました。

そして、コロナが落ち着いた今はネコザメ以外にも触れることのできる生き物の種類が増え、展示内容も「生き物を触るのは怖いけど気になる」という人にも触って学んでもらう場を作りたいという思いから、乾燥標本も置くようになりました。
ネコザメを触るのは怖いけど、サメ肌は体感してみたい、や、普段水槽越しでしか見られないあの魚ってどんな感じなんだろう、といった疑問が解決できる場になるよう、担当者間で標本を作製しています。

標本の生き物たちはほとんどが、もともと“えのすい”で生活していた子たちです。
そのため大きくがらっとラインナップが変わることはありませんが、病気や寿命で亡くなった場合はそれで終わりにせず、タッチプールにて標本で紹介しています。

タッチプールではぜひ「触れて楽しかった!」だけでなく、「こんなつくりになっているんだな」とか、「こういう理由でこんな形になっているんだな」といった学びをひとつでも多く得ていただければ幸いです。私たちも水族館職員として学びのお手伝いができるよう頑張ります!

タッチプール

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