2006年11月18日
トリーター:櫻井

海の神秘・・・?

最近、ウソじゃなくて本当に寒くなってきましたね。朝、起きられなくなってきたのはそのせいでしょうね。布団が恋しい季節になりました。

さて、先日津波警報・注意報が突然発令されましたね。
私は休みの日でTVをつけておらず、全く気づきませんでしたが、実家からのTELで知らされました。水族館の近くに住んでいるので、何かあったら応援に呼び出されるだろうと、どきどきしながらニュースを見ておりました。このようなことがあると、施設内の機械等に影響がないかチェックするのですが、今回も館内に残っている者総出で駆け回っていました。

今回の津波は、想定外のことが多数あったようです。気象庁からの正式な警報解除の数時間後、あるいは十数時間後に津波が観測されたり、予想よりも高い波であったり、注意報が発令されていたはるか数百キロ先にまで津波が到達したり・・・。
このような気象庁ですら予測困難な天変地異は、特に海ではまだまだあることでしょう。
今回のこれらの想定外の出来事は、海底の複雑な地形が原因らしいですが、他にもさまざまな要因が絡み合っているのでしょう。くまなく調査されつくしてきてはおりますが、海はまだまだ我々人間の手の届かないところにあります。言い方によってはそれが海の神秘であったりするのでしょうが、月に行くのと同じくらい、あるいはそれ以上に困難な深海の世界は、まだまだわからないことだらけです。海、天災に結びつく要因をいくつも持ち合わせている恐ろしいところであると同時に、深い神秘性を感じますね。

地形といえば、相模湾大水槽の擬岩は、江の島沖の地形をそっくり持ってきたものです。
写真や計測など入念な調査のもと、そっくりそのままの景観を再現していますので、皆さん、江の島にダイビングする機会がありましたら、相模湾大水槽に潜っているような雰囲気を味わえるかも知れませんよ。

相模湾大水槽相模湾大水槽

相模湾ゾーン

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