2006年11月19日
トリーター:今井

サケの遡上

兵庫県の岸田川では、サケの遡上がピークを迎えているそうです。
サケというと北海道が本場ですが、本州や九州北部でも遡上がみられます。
岸田川のサケは人工増殖のため漁協がおこなっているものですが、ちゃんと岸田川に戻ってきます。
一般にサケ(和名はシロザケ)は、100%近い母川回帰率ですが、やや重なって遡上するカラフトマスは、母川回帰率が低く、天竜川や相模川でも迷入個体が発見されます。
しかし、このカラフトマスは必ず 2年目で遡上します。
ですから、カラフトマスを調べることで海の中の状況を判断し、サケの成長、遡上率などが予測できるそうです。
経済に深く関わった生き物の科学は進んでいますね~。

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