2007年06月28日
トリーター:島津

サカナのひれの話

魚を分類する場合、ひれの形や位置で決まります。ひれには「鰭条(きじょう)」というトゲがあり、種類によって鰭条の数が決まっているので、近縁種と区別することができます。
胸びれ・腹びれは左右のバランスをとったりブレーキをかけるときに使います。
マグロは背びれを折りたため、胸びれ・腹びれはひれの形にお腹がへこんでいるため、水の抵抗をなくすようになっています。
マグロ・カツオ・サンマなど体の後半部に見られるとがった物体は「小離鰭(しょうりき)」と呼ばれ、体の周囲に生ずる渦をおさえる役目があります。
カエルアンコウ・ハナオコゼはひれを使って歩くことができ、ハイギョ類はひれがムチ状になっていて歩くことができます。
ハゼの腹びれは種類によって、吸盤になってくっつくことができます。
オニイトマキエイ(マンタ)は口の前にひれがあり、プランクトンを取り込む効率を高めています。
マンボウは尾びれがなくなっていて、背びれと尻びれの後半部がくっついて尾びれのようになっています。

というように、ひれにはいろいろな種類がみられます。

カエルアンコウカエルアンコウ

RSS