2009年09月05日
トリーター:今井

友人の釣った魚


先日、釣り好きの友人から写メールがありました。
掌の上に乗った迷彩模様の小魚は「コクチバス」でした。
多摩川の中流域にて、サシを餌に 2匹釣ったそうですが、この魚、最近は都内の河川でもよく見つかるようになりました。

一般に「ブラックバス」=「オオクチバス」と思われがちですが、本来は北アメリカにすむスズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属に属する魚(およそ 8種)の総称で、過去、日本には数種類が移入されています。
コクチバスはオオクチバスに比べ、鱗が細かく、口がやや小さいのが特徴です。また習性も比較して、水温がやや低めで、流れのある環境を好みます。

水槽で飼育したくなるような魅力のある魚ですが、人間に運ばれてから日本の生態系を乱す恐れがあるという理由で、不運にも特定外来生物に指定されています。
そのため、多くの場所では、釣った魚はもとに戻さず始末しなければならない現状です。
度々、貴重な情報を伝えてくれる友人は、大変心の優しい人で怒ったことがありません。
きっと、迷った挙句、持って(締めてからでないといけません)帰って、食べた(死を無駄にせず、感謝していただいた)ことと思います。
釣り魚の情報をいつも伝えて下さる友人に、私も感謝の意味で書き込ませていただきました。
いつもありがとうございます!

コクチバスコクチバス

RSS