2009年10月23日
トリーター:足立

霜降(り?)


きょう 10月23日は、二十四節気の「霜降(そうこう)」です。露が冷たい空気で冷やされ、霜となって降り始めるのがこのころです。楓や蔦の紅葉もそろそろ始まります。
また、これから立冬( 11月7日)までに吹く北風を、「木枯らし」と呼びます。

でも、「霜降」という字を見ると、「シモフリ」と読んで、高級牛肉を思い浮かべ
てしまうのは私だけでしょうか。
霜降り肉は、脂肪が筋肉の間に細かく入り込んで網目のようになっている牛肉をいいますが、同様に、脂肪分のうまみを味わう海の食材といえば、こちらも負けずに高級な、マグロのトロがあげられるでしょう。
かつては鮮度を保つことが難しく、すぐに味が落ちてしまうことから、トロの部分は火を通して食べたり、捨てたりしており、もてはやされたのは赤身の部分でした。
時代の変化、技術の進歩とともに、注目される食材や、部位は変わってくるのかもしれません。
ちょうど今、「食卓の魚コーナー」では、「鮮魚コーナーの魚たちの生態」というテーマで、面白い角度からの展示をおこなっています。
ぜひ、ご覧ください。

話は「霜降(そうこう)」に戻りますが、そんなわけで、これから寒くなります。みなさん、体調管理を万全に、お元気でお過ごしください。

鮮魚コーナーの魚たちの生態鮮魚コーナーの魚たちの生態

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