2009年11月25日
トリーター:山下

☆クラゲのイルミネーション☆


あと 1か月でいよいよクリスマス。
街のいたるところできれいなイルミネーションを目にします。
新江ノ島水族館内にも、いくつかかわいいクリスマスツリーが飾られています。
ところで、みなさんは生物の中にもきらきらと輝く種がいることをご存知でしょうか?
きょうはそのうちの「カブトクラゲ」をご紹介しましょう。

クラゲといいますとミズクラゲが最もポピュラーかも知れませんが、「カブトクラゲ」も実は日本全国で見られるクシクラゲの仲間です。
江の島近辺にも生息しているんですよ。
頭にかぶる兜の形に似ていることが名前の由来で、成長すると 10cm程度の大きさになる、刺胞を持たない刺さないクラゲです。
体表には放射状に並ぶ櫛板(くしいた)が 8列あり、櫛板列と呼ばれています。
櫛板列は光を反射し、虹色のプリズムのようにきらきらと輝いて見えるのです。
そのようすはついつい見入ってしまう美しさで、私の癒し生物の一つでもあります。
現在、クラゲファンタジーホール、正面左側の小さな水槽で飼育しています。
みなさんもこのクラゲが作り出す小さなイルミネーションをぜひ覗いて見てくださいね☆

カブトクラゲカブトクラゲ

クラゲファンタジーホール

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