2010年12月16日
トリーター:戸田

センサー


現在水族館の裏方では、大規模な工事がおこなわれています。
ただ、設備関係の工事ですので、工事終了後もお客さまの目に触れることはありませんが、水族館の読む「バックヤードツアー」として紹介します。

今回の工事はセンサー(外部の情報を読み取る装置)の情報で機械を制御することが主な目的です。
主なセンサーは温度計、そして湿度計ですが、なじみのないセンサーもあります。

まず水位計。
原理はダイアフラムと呼ばれる膜が、外圧により変形することによる静電容量の変化で水位を知ることができます。
水を貯めておく水槽の水位から、現在の水量が分かります。

次は超音波流量計。
救急車が近寄って来る時と遠ざかって行く時のサイレン音の違い、ドップラー効果の原理で、水の流れるパイプの外側から音を出し、跳ね返ってくる音の周波数からパイプ内の流速を調べ、パイプの径から時間あたりの流量が分かります。

こんなセンサーもあります。濁度計です。
水に光を当てると水の汚れにより、通過する光の量が変わります。また、汚れによる反射もおこります。この透過光と散乱光から水の汚れ具合を知ることができます。

どうでしょうか。
水族館の裏方ではいろいろなセンサーが働いて、水族館を運営しているんですよ。

相模湾大水槽(水量は1,000トン)相模湾大水槽(水量は1,000トン)

相模湾ゾーン

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