2010年12月16日
トリーター:足立

流れ星の残像 その 8


~フジテレビ月9ドラマ「流れ星」放映中 新江ノ島水族館が主人公の勤務先という設定になっています~

クラゲファンタジーホール。
ミズクラゲのグラスタワーを組み立てている、健吾、川本、柏原。

健吾 「クリスマスまでに退院できればればいいんですけど。」
川本 「マリアちゃん、これ楽しみにしてたからなあ。」

川本 「じゃあさ(健吾の肩に手を回し)、マリアちゃんの退院パーティー、ここでやるか?」
柏原 「それ、のったっ!」

と、飛びあがったと同時に、床に置いてある籠を蹴飛ばし、タワーの台にぶつかり、積み上げ中のワイングラスがガチャッ。
川本先輩が怒る怒る!
逃げる柏原を追いかけて、ボカスカボカスカ・・・ 。
一瞬、ヒヤリという顔でグラスタワーを守るように抑えるが、すぐに微笑みながら二人の光景を見ている健吾。

考えてみると、これまでずっとこのドラマを見てきて、初めて気楽に笑えるシーンが出てきたように思います。

このグラスタワー、新江ノ島水族館では「グラスツリー」と呼んでいて、水族館のオープン以来毎年、クリスマスに合わせて展示をおこなっています。
今回の展示で、もう 7回目になります。
実際にドラマの中で 3人が組み立てた作業そのものをおこない、小さなミズクラゲの入ったワイングラスをコツコツと積み上げて行くのです。
作業中に、ちょっと手元が狂って、ヒヤリとすることもありますが、震度 3の地震にも持ちこたえ、これまで無事故で、クリスマスを盛り上げてきました。

もっとシステマティックな水槽に置き換えようという意見も常にあり、それはそれで、クリスマスに似合う画期的な水槽のアイディアも練っています。
でも、小さなクラゲを大事に大事に、そっと積み上げて作られたグラスツリーには、いろいろな人が、それぞれの思いを重ねやすいのかもしれません。

バックナンバー
[ 流れ星の残像 その 7 ]
[ 流れ星の残像 その 6 ]
[ 流れ星の残像 その 5 ]
[ 流れ星の残像 その 4 ]
[ 流れ星の残像 その 3 ]
[ 流れ星の残像 その 2 ]
[ 流れ星の残像 その 1 ]

ミズクラゲのグラスツリーミズクラゲのグラスツリー

クラゲファンタジーホール

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