2024年07月26日

高知サンゴ産卵調査(1)
1日目/園山

  • 期間:2024年7月26日(金)~ 7月28日(日)
  • 場所:高知県大月町
  • 目的:イシサンゴ類産卵調査
  • 担当:園山・加登岡


サンゴの産卵を直接見た方は少ないかもしれませんが、もしかしたらテレビなどで、そのようすを見たことのある方なら、ある程度おられるかもしれません。実はえのすいトリーターの中でも、サンゴの仲間の産卵を直接観察したことのあるのは片手で数えるほどしかいません。
きょうはそんなサンゴの仲間の産卵を見に、高知県に来ています。
産卵といっても、サンゴの中でもミドリイシと呼ばれるサンゴの仲間では、多くの種が卵ではなく、卵と精子が一緒になった「バンドル」と呼ばれるカプセルのようなものを放出します。よくテレビで映っているのはこのバンドルで、種によっては一つのバンドルの中に数十個の卵がある種も知られています。そのため、ある程度の大きさがあるため、テレビでもよく見えます。

はやる気持ちを抑えて、さっそく潜水開始! 開始時間は夜 8時を過ぎていました。すでに海の中も夜になり、生き物たちのようすも昼間とは違っていました。

昼間とは体色の違うクロホシイシモチ昼間とは体色の違うクロホシイシモチ

寝ているのか近づいても逃げないイシガキフグ寝ているのか近づいても逃げないイシガキフグ

夜活発に活動しているゾウリエビ夜活発に活動しているゾウリエビ

しかし、期待したサンゴの産卵はなかなか見られず、何とか見られたのはミダレノウサンゴのポリプの中にあるピンクのバンドルのみでした・・・・

あす改めてリベンジします!!!!

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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