2009年01月20日
トリーター:岩崎

大寒と大統領に想うこと


きょう 1月20日は二十四節気の一つ「大寒」です。
日本では一年で一番寒いといわれる季節を迎えました。

暦通りの寒さに加えて、経済的にも世界不況といわれる大寒波が押し寄せています。
そんな大寒波の発生源といわれるアメリカ合衆国の大統領がきょう交代します。
アメリカ合衆国憲法で「大統領の任期は西暦の4で割り切れる年の翌年、1月20日の正午に終了する」と定められていることから、新しい大統領は 1月20日に就任することになっているそうです。

国家の指導者には国や世界の環境、人々の生活を守る役割があるように、わたしたちトリーターには自然から預かった生き物たちの命や環境を守る役割があります。
たとえば「相模湾大水槽」には約 90種類 2万点の生き物を飼育しています。
「発見の小窓“小さな地球”」のような小型水槽でも、適度な光や餌料を提供して、水温や塩分濃度、pHや溶存酸素濃度といった生活環境を整え、生き物たちが快適で安心して生きられるようにする必要があります。
水槽を見ていると「心が和む」と感じるのは、水槽の中にバランスよく調和のとれた世界が広がっているでからではないでしょうか?
わたしたちが少しでも気を緩めてしまうと、水槽世界の調和は乱れてしまいます。

戦争や貧困、環境破壊や経済不況など、バランスが崩れているように感じる世界情勢ですが、新しく迎える指導者にはさまざまな困難を乗り越えて平和で調和のとれた世界に導いていただけるように期待したいと思います。
大寒が過ぎ、やがて春を迎えるように。
わたしたちは「心が和む」と感じていただけるような調和のとれた水槽世界を広げて。

みなさんのご来館をお待ちしています。

相模湾大水槽相模湾大水槽

相模湾ゾーン

RSS