みなさんこんにちは! 八巻です。
5月 5日、子どもの日ですね。春の大型連休の後半はいかがお過ごしでしょうか。
きのう 5月 4日はいよいよまだ登場していない唯一の調査機器、内視鏡カメラが登場、KM-ROVに搭載し、実際に使用しました!
実際に見つけた穴に内視鏡カメラを差し込んでみると、外から見えているより中はかなり広いことが分かりました。
また、外からは全く見えなかったヒウチダイの仲間を見つけることができました!
内視鏡カメラの前後もさまざまな生き物を観察しました。
特にキサンゴの仲間は見事でした!
KM-ROVが上がってきたら、この日も各々が採れたサンプルの処理をおこないます。
この潜航では水深 500mほどから小さなフサカサゴの仲間が採集できましたが、浮いてしまったので、魚チームの方々と一緒に治療を試みてみました。
膨らんだ浮袋からエアをぬき、その後は加圧水槽に入れてみました。すると夜には魚は復活し、飼育できそうな状態まで回復してくれたようです。
生かして持ち帰ることができるよう、頑張ってみます!
きょう 4月4日は海況がやや悪く、島に近寄ることができないかもしれないということで、再び CTD採水およびベイトカメラの投入となりました。
午前中は CTD採水です。前回同様に環境 DNAチームが解析用にろ過作業をおこないました。
また、水のさまざなな成分について調べる研究者の方も乗船しており、水分析チームとして固定やろ過をおこないます。
あしたはベイトカメラの回収と、かいめい ROVの予定です。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
本プロジェクトはオーシャンショット研究助成事業の助成を受けたものである。